システムインテグレーション事例紹介

株式会社スリーエフ様

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統合EDIサーバ構築パッケージ ROS3

■ セイコープレシジョン ソリューション導入事例  - 株式会社スリーエフ



コンビニエンスストアを運営・展開する株式会社スリーエフ(以下、「スリーエフ」)は、基幹システムのリプレースにあたり、セイコープレシジョンのEDIシステム「ROS3」を採用した。その経緯と効果について、同社情報システム室長 鈴木俊明氏、同システム一課長 永田共孝氏に詳しく聞いた。

もくじ 
  1. スリーエフについて
  2. ROS3をどのように利用しているのか
  3. 何を基準にEDI製品を選んだのか
  4. ROS3が優れていた点
  5. ROS3・セイコープレシジョンへの評価
  6. セイコープレシジョンを使いこなすコツ
  7. 今後の期待


■ スリーエフについて

― スリーエフについて教えてください。             
スリーエフは、東京、神奈川、千葉、埼玉など首都圏の1都3県でコンビニエンスストアを運営・展開しています。コンビニエンスストア「スリーエフ」以外に、生鮮食品や日配品の品揃えを強化した「q's mart」(キュウズマート)、店内調理したファストフードを販売する「gooz」(グーツ)を展開しています。直営店、フランチャイズ加盟店あわせ約650店舗あり、総売上高は1124億5100万円、従業員数は486人です(※)。



※2009年2月28日現在のデータ(エリアフランチャイズ店は含まず)です。

■ ROS3をどのように利用しているのか

― セイコープレシジョンのROS3をどのように使っていますか。

スリーエフの基幹システム「T-TIMES」の、EDIのデータ集配信部分にROS3を使っています。 T-TIMESおよび、T-TIMESでROS3が受けもつEDI機能の概要は以下の通りです。

T-TIMESの概要
項目 内容 備考
システム名 T-TIMES -
システム用途 -本部系システムの用途
 取引先への商品発注、商品管理、
 店舗管理、店舗および本部会計、販売分析など

-店舗系システムの用途
 POS、商品発注、販売分析など
大きく本部系システムと店舗系システムに分かれている。
商品発注は、店舗が本部に送信したデータを本部がまとめ、一括して取引先に送信して行われる。
利用開始時期 2007年5月カットオーバー -
利用店舗数 650店 q's mart(キュウズマート)、gooz(グーツ)を含む。エリアフランチャイズ店は含まず。

T-TIMESでROS3が受けもつEDI機能の概要
項目 内容 備考
ROS3で実現した機能 店舗-本部間
本部-取引先・収納代行会社・その他外部企業の発注データ等のファイル集配信機能
発注データ、商品マスタデータ、販促情報(POP情報や天気予報等)、POSデータ、収納代行データなどが集配信されている。
発注データ等の送信先会社数 約200社 取引先約120社、収納代行会社約80社
主なファイル集配信利用件数 -発注件数
 1日あたり約40万件(月間約1200万件)

-販売トランザクション
 1日約150万件(月間約4700万件)
-
データ送信種別 -店舗 → 本部
 発注データ、販売データ、清算データ、
 収納代行データなど

-本部 → 店舗
 商品マスタ、各種商品・販促情報、
 天気予報等

-本部 → 取引先
 発注データ、商品マスタ、新店情報
 
収納代行データを店舗から送信後、本部で領収済み通知書と照合して作成した確定データを、収納代行会社に送信

商品マスタは販促用POPデータ(文字・写真画像)も含む。

天気により売れ筋商品が変わるので、天気予報(文字情報・画像)の情報が送信される。


T-TIMESは以前の基幹システムからのリプレースでした。リプレースにあたっては、EDI機能はパッケージ製品を利用することにしました。

リプレースは、エヌシーアイ総合システム株式会社(以下、「エヌシーアイ」)に依頼し、ROS3とシステム本体を連携させるアプリケーション部分のSIをセイコープレシジョンに依頼しました。

 

■ 何を基準にEDI製品を選んだのか

― EDIパッケージは、どのような基準で選びましたか。

EDIパッケージは、以下の要件を満たすことが必要でした。

1.安定稼働の実績があること
発注データなどをやりとりするので、遅延やダウンすることなく安定して稼働する製品であることが最も重要な要件でした。納品までのリードタイムが短いため、お取引先様へのデータ配信が少しでも遅れると、商品製造や配送に重大な影響を及ぼし、結果として店頭に商品が並ばないという事態になってしまいます。万が一にもシステム障害が発生すると、お客様からの信頼を失い、本部の信用問題にもなります。そのために、実績のあるパッケージを選ぶようにしました。

2.HTTPSに対応していること
旧来使用していたプロトコルは伝送速度等で制約があったため、今回のシステムではIP通信他を考えていました。お取引先様が利用できない通信プロトコルにしてしまうと、それに対応するためにお取引先様は新たに機器を購入したり、システムを構築し直す必要があります。
HTTPSは、インターネットにつながる環境があれば利用できるので、お取引先様に大きな負担をかけることはありません。そこで、通信プロトコルはHTTPSを選択しました。


(エヌシーアイ 斉藤氏)システムを構築する立場からは、以下の要件が必要でした。

1.発注処理と集配信処理の連携がとれること
基幹システムは複数台のサーバで運用しており、発注処理とファイル集配信処理とは別のサーバが行っています。そのため、発注処理と集配信処理とを連携させる必要がありました。

2.USTと連携がとれること
収納代行は全銀BSC手順で処理する必要がありましたので、プロトコルコンバータUSTとの連携が必要でした。


スリーエフとエヌシーアイのたてた要件で、最大手A社製品を含め複数のEDIパッケージを検討しました。その中で、セイコープレシジョンのROS3が相対的に最も要件をよく満たしていたので、これを採用することにしました。


■ ROS3が優れていた点

― 他社製品と比べROS3はどのような点が優れていましたか。

セイコープレシジョンはUSTを作っているメーカーですので、USTとの連携については全く問題ありませんでしたし、ROS3は流通業界での稼動実績も多かったので、信頼性も高いと判断しました。 
 


■ ROS3・セイコープレシジョンへの評価

― ROS3・セイコープレシジョンへの評価をお聞かせ下さい。

カットオーバー後、現在に至るまで、ROS3もアプリケーション部分も、安定稼働しています。一番心配していた重大な障害もなく、ROS3にしてよかったと思っています。

(エヌシーアイ 斉藤氏)
セイコープレシジョンは、業界のことをよく知っている担当者をSEに選んでくれました。例えば「発注データ」と言えば、どの機能に関係するか理解してもらうことができたので、業界用語を説明する必要もなく、スムーズに構築が進みました。

また、パートナーとして、アプリケーションの作り込みや信頼性テストまでしっかりやってもらえたので、安心してシステムを構築・稼働できました。

現在、仕入れ先からROS3に関係する質問があった場合は、セイコープレシジョンに問いあわせています。SI担当者が直接、回答してくれるので、的確な回答が早く得られます。

■ 今後の期待

― 今後の期待について教えて下さい。

どの業界でもそうだと思いますが、特にフランチャイズチェーンにとって信頼性は非常に大きな問題です。今後も信頼性の確保を基本におき続けて欲しいと思います。

(エヌシーアイ 斉藤氏) 今後、次世代EDI手順が流通業界に広まっていくと予測できます。ROS3は次世代EDI手順にも対応しているので、次世代EDI手順に関するシステムについても、よい提案をもらえたらと思っています。

本日はお忙しい中、貴重なお時間を割いてお話しいただきまして、ありがとうございました。

※ スリーエフのWebサイト
※ 取材日時 2010年1月
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