株式会社神戸製鋼所様
■ セイコープレシジョンお客様に聞く - 神戸製鋼所(長府製造所)
-- 製造所という場所で一緒に仕事をするSI会社には、どんな姿勢を求めますか。 われわれと同じ価値観を持ってくれること。同じ目線で仕事をしてくれることを求めます。セイコープレシジョンはそういう会社であり、だからこそ25年の長きにわたり、取引が続いています。 -- この25年の中で、セイコープレシジョンが神戸製鋼所と「同じ価値観を持ち、同じ目線で仕事をしていること」を表す、エピソードなどあるでしょうか。
操業停止という、製造所にとっての最悪の被害です。 長府製造所の力だけでは足りないことは明らかだったので、神戸製鋼所とグループ企業から応援部隊が駆けつけてくれました。具体的には、真岡・秦野・大安・神戸・加古川などの各生産拠点から500人を超える設備担当者が集結し、夜に日をついで作業にあたりました。この時は下関のあるビジネスホテルを一棟丸ごと借り切ったような記憶があります。こうして全社が一丸となって復旧に取り組み、また有り難いことに同業他社の協力もあったおかげで、わずか1カ月で生産・出荷を再開できました。ユーザー工場への迷惑を最小限に抑えられました。
-- セイコープレシジョンは具体的にはどのような作業を
この時の水没水位は、1メートルぐらいだったので、机の上のパソコンは無事でした。しかし、地下のケーブル類は全て海水に浸りました。
-- 「セイコープレシジョンは台風の時に長府製造所のお役に立てた。それは約25年の取引を通じ長府製造所のネットワークを隅々まで知っていたから」とのお話しでした。25年という時間が話のポイントになります。ここでお聞きしたいのが、セイコープレシジョンは、良いSI会社だったから25年間取引が続いたのか。それとも25年間、取引が続いたから良いSI会社になれたのか。どちらなのかという質問です。単純な話、どんな会社でも25年も通っていれば、内部事情に熟知するのは当然ではないかと…。 [佐竹氏]: 鶏が先か、卵が先かのような難しい質問です。しかし前者の方「セイコープレシジョンが良い会社だったから25年間取引が続いた」が正しいと思いますよ。なぜならセイコープレシジョンが良くない会社であったとすれば最初の1~2年で、我々としても見切りをつけていたはずですから。いったん取引が始まっても、途中交代になるSI会社はいくらでもありますから。 [清水氏]: 私はセイコープレシジョンのことは25年前から知っていますが、最初の頃からSTネットワークなど技術にも見るべきものがあり、良い会社だと思っていました。
-- セイコープレシジョンは、25年の間、長府製造所にどのようなサービスを提供してきたのでしょうか。 あえて列挙すれば以下のようになります。
-- 長府製造所の情報システム部門の価値観、言いかえれば「いちばん最優先のこと」は何ですか。 24時間の安定したシステムサービスを製造所全体に提供すること」を常に最優先に考えます。製造所では、安全を確保し、操業率を上げ、設備投資を早期に回収することが重要です。製造設備は基本的に24時間365日ノンストップ操業。情報システムもそれに合わせ、24時間あたりまえのように稼働し続けなねばなりません。 この『安定稼働の継続』という価値観を、いちいち言って聞かせなくても、仕事の大前提として認識してくれる会社。それが製造所でのSIパートナー足りうる会社です。 先の台風の話でもおわかりいただけるとおり、セイコープレシジョンは、有事の際にも、われわれと同じ目線、価値観で動いてくれる会社でした。
-- 台風19号の際の復旧活動の他に、セイコープレシジョンのSIとしての付加価値を感じさせたできごとはありますか。 ホストコンピュータのリプレースの時のはたらきぶりも印象的でした。長府製造所では2001年にホスト・コンピュータの入れ替えを行いました。その際に、ネットワークに関する事前テストをセイコープレシジョンに依頼しましたが、これも長府製造所の内部を熟知していないとできない難しい作業でした。 -- 単なるテストであっても、それほど難易度が高いのですか。 実はテストというのは案外にむずかしいのです。テストそれ自体よりも、テスト項目を作ることの方がむずかしい。順々に説明してみます。
-- 今後のセイコープレシジョンに期待することがあればお知らせください。 これまでと同じく、長府製造所のネットワークの運営につき、御支援いただければ幸いです。形の上では、発注元・受託企業の関係ですが、しかし内部的にはセイコープレシジョンをそのようにはとらえておりません。あくまでも並列の関係。重要な役割を担っていただいている会社と考えています。私たちだけのマンパワー、ノウハウだけでは達成できないことも多々あります。製造所のネットワーク運営は、メーカーやSIの皆様の支援が必要です。現在の共同関係、すなわち「パートナー関係」を、今後も継続していただけるよう、宜しくお願いいたします。 -- 今日は貴重なお話を有り難うございました。 ※ 神戸製鋼所のWebサイト ※ 取材日時 2006年8月 |
実は、長府製造所は、かつて高潮被害で製造所全体が水没したことがあります。その時の復旧作業における、セイコープレシジョンの働きぶりは印象的でした。

